ゼミ旅行2日目です。
ホテルを出発し、国場幸房さんが設計した那覇市役所へ向かいました。市役所とは思えない壮大な外観に圧倒されました。ファサードや吹き抜け部分に緑が多く使われ、国場さんが目指した風土に合った建築というものを感じられました。バルコニーや中庭など、コミュニケーションを取れる場も多くつくられていました。
(那覇市役所)
那覇市役所の隣には、黒川紀章さんが設計した沖縄県庁舎が建てられています。最上部や側面に曲面を取り入れており、放送電波の妨げにならないよう屋根の中央部分が切り取ってあるという、事前学習で学んだことを実際に見ることができました。こちらも吹き抜けが設けられ、広々とした空間での仕事を可能にしていました。
(沖縄県庁舎)
その後、旧日本海軍によって掘られた壕が当時のまま残っている旧海軍司令部壕を訪れました。戦争に関する貴重な資料が保存されていたり、当時の様子を詳しく知ることができます。実際に壕へ入ると、ジメジメとした暑さや圧迫感、緊張感に襲われました。破片の跡がそのまま残っていたりと、少々生々しい場所もありました。簡単には行けない場所で貴重な経験ができたと思います。
日本では沖縄にしかないA&Wで昼食を取った後、糸満市庁舎へ行きました。強い日差しを遮るルーバーの大きさに圧倒されました。そのルーバーがつくり出す巨大な軒下空間は、沖縄の民家にある雨端から人々が交流する空間が考案されたそうです。太陽光パネルを組み込むなど省エネルギー建築賞も受賞しています。
(糸満市庁舎)
本島の最南端、喜屋武岬で壮観な海の景色を見た後、ウミカジテラスを観光しました。地中海のリゾートを思わせるような街並みで、海辺の夕暮れも味わうことができました。各々スイーツを食べるなど満喫した様子でした。
(ウミカジテラス)
一旦ホテルへ戻り、ゆいレールに乗ってみんなで夕食を食べに行きました。ハブ酒を飲んだりと、沖縄を強く感じることができました。
(東)